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当教室の特徴

1.唄三線の教師免許(琉球古典音楽野村流音楽協会/琉球古典音楽湛水流保存会)を持っている講師が、三線の弾き方から、本格的な古典曲まで丁寧に教えます。
2.初心/初級者、中級者、上級者向けのそれぞれの練習会があり、自分のレベルにあった練習会に参加できます。よって、「しばらく練習を休んだからついていけない」なんてこともありません。
3.上達すれば、沖縄のコンクール受験や教師免許取得も可能です。
4.コンクール受験をはじめ、琉球舞踊の地謡や沖縄、東京でのステージ出演など、学んだ唄三線の技術を生かせる場が準備されており、やりがいがあります。

教室を開いている場所

主につくば市内の交流センター(小野川交流センター)で行っています。
また、金曜日の練習会は、牛久駅前の沖縄家庭料理「あしびなー」さんの一室をお借りしています。
カレンダーの予定をクリックしていただくと、場所などの詳細をご覧いただけます。
自宅訪問レッスンなども可能な限り対応いたしますので、気兼ねなくご相談下さい。

クラス(レベル)について

初心/初級者、中級者、上級者の3クラスをもうけています。また、舞踊地謡練習は、中級者、上級者向きですが、初心者、初級者の方も是非遊びに来て下さい。
また、「自分はどのクラスの練習会へ行けばいいの?」と思ったら、まずはそれぞれのクラスの練習会を見学に来て下さい。
見学した上で、このレベルが最適と思ったところへ入って下さい(複数クラスの掛け持ち参加も可能)。
目安としては、工工四(譜面)が読めて、ある程度弾いて、歌えれば、初心者脱出です。初級へどうぞ。
基本的な数曲(できれば簡単な早弾き、二揚げ曲、三下げ曲も)がしっかり弾けて、歌えれば、中級へ。
古典の独特な唄い回しができ、コンクール新人賞課題曲(湛水流 早作田節、稲まづん節、伊野波節)が歌えるようになったら、上級へ
中級クラスをしばらく続ければ、琉球舞踊曲も何曲か歌えるようになっているはずです。 積極的に地謡練習会や舞踊の練習会に参加してみましょう。

その他、個人レッスン(1対1のレッスン)、自宅訪問レッスンなども可能な限り対応いたしますので、気兼ねなくご相談下さい。

教室早見表

クラス 初心者・初級者 中級者 上級者 地 謡 個人レッスン
主な練習日 毎週火曜日
第1,3金曜日
毎週土曜日
第2,4日曜日
毎週土曜日
第2,4日曜日
第2,4日曜日 毎週木曜日
毎週土曜日
練習内容 三線の持ち方・弾き方
譜面の見方
調弦法
歌い方(発声) など
古典譜面の見方
古典唄いまわしの基礎
古典譜面の見方
唄の意味、心の理解
複雑な唄いまわし
唄の意味、心の理解
唄の意味
舞踊曲の唄まわし
踊り手との合わせ稽古
紋付き袴など、着物着付け練習
講師・生徒、1対1のレッスンです
主な練習曲 カエルのうた
てぃんさぐの花
安里屋ゆんた
安波節
さとうきび畑
童神
海の声
オジー自慢のオリオンビール
涙そうそう など
(童謡やポップス)
かぎやで風
恩納節
ごえん節
稲まづん節
湛水流 早作田節 など
(古典音楽基本)

作田節(湛水流・野村流)
ぢゃんな節(湛水流・野村流)
仲風節
十七八節
長ぢゃんな節 など
(古典音楽上級)
四ツ竹
上り口説
浜千鳥
谷茶前
柳 など
(琉球舞踊曲全般)
ご希望の曲

★都合により急に練習日が変わる場合があります。詳細は、カレンダーをご確認ください。

クラス詳細説明

初心者・初級者練習会

主に三線に初めて触るという方を中心に、三線の持ち方や弾き方などの基本から、ある程度の曲が弾いて歌えるようになるまで指導します。
代表的な二揚げ曲、三下げ曲、早弾き曲まで弾いて歌えるようになったら中級へ。
沖縄の童謡、子守唄、ポップスを中心に指導します。
初級練習風景

※テキストを一部公開
  1. Lesson1:三線の名称と勘所  
    【目標:名称と勘所を覚える。】
  2. Lesson2:三線のもち方  
    【目標:ちゃんとかまえる。】
  3. Lesson3:調弦の方法  
    【調弦の参考資料】
  4. Lesson4:三線譜面「工工四」の見方  
    【目標:譜面の見方を理解する。】
  5. Lesson5:「工工四」の記号の弾き方1 
    【目標:譜面の記号を理解する。】
  6. Lesson6:「工工四」の記号の弾き方2 
    【目標:譜面の記号を理解する。】
  7. Lesson7:歌の拍子
    【目標:譜面の記号を理解する。】
曲目を一部紹介
  1. かえるの歌
  2. てぃんさぐの花
  3. ふるさと
  4. 安里屋ゆんた
  5. 安波節
  6. 芭蕉布
  7. さとうきび畑
  8. 童神
  9. 海の声
  10. 涙そうそう
  11. 島人の宝
  12. オジー自慢のオリオンビール
などなど

中級者練習会

古典の基本を指導します。
古典音楽初級(古典音楽初歩から古典音楽コンクール新人賞課題曲レベルまで)
舞踊曲(舞踊曲の中でも比較的簡単な曲、および早弾き曲)


曲目を一部紹介
  1. かぎやで風節
  2. 恩納節
  3. 辺土喜節
  4. ごえん節
  5. 謝敷節
  6. 金武節
  7. 白瀬早川節
  8. 上り口説
  9. 道輪口説
  10. 早作田節(野村流/湛水流)
  11. 伊野波節
  12. 稲まづん節
などなど

古典音楽(クラッシック音楽)の譜面には、細かな歌い回しが記号で記載されています。 これら声楽譜の記号の解説から、曲の意味の解説。少し難しくなっていく弾き方など、 丁寧に解説します。

この辺りからは、琉球王朝時代に首里城で唄われていた音楽になります。
目をつぶって、首里城の中で琉装姿の自分をそうそうしながら、唄ってみるのも良いと思います。

上級者練習会


古典の上級者のみなさんと一緒に練習していきます。
古典音楽上級(主に野村流工工四中巻・下巻の曲:優秀賞、最高賞レベル)
舞踊曲(舞踊曲の中でも唄い回しが難しい曲)

上級者練習風景
曲目を一部紹介
  1. 作田節(野村流/湛水流)
  2. 諸鈍節(野村流/湛水流)
  3. 仲風節
  4. 述懐節
  5. 十七八節
  6. 昔蝶節
  7. 長ぢゃんな節
  8. 仲節
  9. 柳節
などなど

ここからは、こてこての古典音楽(クラッシック音楽)です。

更に難しくなった歌い回、三線の弾き方。
教師や最高賞受賞者と共に練習し、更に琉球音楽を深く学んでいきます。

地謡練習会

地謡練習風景
地謡練習風景
舞踊曲を練習していきます。
舞踊曲の地謡練習と踊り手との合わせ練習。
曲目を一部紹介
  1. かぎやで風
  2. 四ッ竹
  3. 上り口節
  4. 浜千鳥
  5. 加那ヨー
  6. 鳩間節
  7. ゼイ(渡りぞう・瀧落菅撹・揚作田節)
  8. 貫花(武富節、南嶽節)
  9. 前之浜(前之浜節、坂原口説、与那原節)
  10. 谷茶前(伊計離節、谷茶前節)
  11. 黒島口説
などなど

古典音楽の中でも、舞踊に使用されている曲を学びます。

いきなり、実践とはいきませんので、まずはゆっくり練習。
なれてきたら、踊り手と合わせ稽古を行います。

踊り手に合わせた、スピードや歌詞の入れ替えなど、ここからは三線演奏のみだけでなく、踊り手や他の地謡の方と呼吸を合わせ、共にステージを作る技量も要求されます。

個人レッスン

講師と生徒、1対1のレッスンです。
他の練習会ではやっていない曲や、どうしても早く唄えるようになりたい曲など、生徒さんのご希望に合わせます。

沖縄のコンクールについて

 沖縄の伝統芸能の保存・継承・普及を目的として開催されています。 コンクールとは言うものの1位・2位・・・を決めるコンペではなく、合格/不合格が出る認定試験(昇段試験)に近いものです。 沖縄県内では、かなり知名度が高く、賞賛される賞です。
 野村流音楽協会は、毎年8月に「琉球古典芸能コンクール」と言う名で琉球新報社(新聞社)が、湛水流保存会は、毎年5月に「普及審査」と言う名で湛水流保存会が主催で、両方とも沖縄本島で行われます。
 それぞれ、新人賞、優秀賞、最高賞の3ランクあり、新人賞から順に受けていきます(飛び級はない)。 湛水流は毎年受けられるが、琉球新報社のコンクールは、合格すると次のランクを受験するのに3年以上の間を空ける必要があります。
 本番は、8名ほどの審査員と数名~数十名の観客の前で一人一人が課題曲を歌います。 審査員によって採点された点数が規定点以上であれば合格となります。 合格すると湛水流は賞状が、琉球新報社コンクールは、賞状と楯が贈られます。

 当会では、希望する方にコンクールを受けていただいています。 強制はいたしません。 反対にコンクールの受賞のみを“目的”とされている方(コンクール課題曲しか練習しないような人)には、受験をご遠慮願うこともあります。 コンクールは、受賞が“目的”ではありません。 受賞を“目標”(目印)に努力する過程にこそ意味があると思っています。 コンクールの受賞を“目標”にされている方は、その“目標”に向かってグイグイと唄三線の腕を上げられています。
 “目的”と“目標”、似ているようでずいぶんと違いますよね。